DX推進におけるデータモデルの役割

GoToDM2




DX(デジタルトランスフォーメーション)推進には
データモデリングが必須

当社では、DX(デジタルトランスフォーメーション)を進めるためには、データモデリングが必須と考えています。

DX推進におけるデータモデリングの役割を示しながら、具体的に何をすべきかを説明しましよう。


①現状ビジネス把握

 まず顧客、商品・サービス、組織といった社内のリソースの現状がどのような定義になっているかを把握します。
 例えば、顧客に関しては、業務・ブランド毎に顧客マスタが複数存在しているという事実を把握します。商品・サービスにはどのような種類があるか。組織については、人事組織だけで無く、販売、原価センターなどの機能別組織についても把握する必要があります。
 リソースの構造を把握するためには、現状のビジネスプロセスを把握する必要があります。そのために、リソースが業務プロセス上のイベント活動でどのように使われているかをデータモデルとして描きます。即ち、AsIsデータモデリングが必要となるのです。

②ビジネス再定義

 顧客、商品・サービス、組織といった社内のリソースについて、現状での課題を踏まえて再定義したデータモデルを描きます。
 例えば、顧客に関しては、B2Bをビジネスとしている企業はB2B2Cで消費者までを顧客として捉える必要が新たに発生してくるかもしれません。商品・サービスでは、他社が保有しているものを買ってリソースに加えるという選択肢も考えられるかもしれません。組織については、ビジネスプロセスを踏まえて遂行し易いように変革します。ホールディングスとしての関係会社も含めて考慮する必要があるでしょう。
 新たに定義し直したリソースをどのように活用するかについては、イベントでの参照関係を踏まえたToBeデータモデリングが必要とされます。

③データ収集

 社内外のデータを活用したビジネスを推進することこそがDXではないでしょうか。そこで、どんなデータが社内に存在しているのかを知る必要があります。そのために、データが何処で誰によって発生し、どのように加工されたかを把握するために、AsIsデータモデルを作成します。

④データ活用

 社内に蓄積されたデータは、事業や商品・サービスブランド、販売形態・地域などで個別に所有され、簡単に横串で見ることができなければ、活用することは容易ではありません。事業横断のデータモデルが必要となります。
 さらに取引先が保有しているデータも利用して、商品・サービスの製造・調達から販売後の保守サービス、あるいはサブスクリプション間のライフサイクルの把握が要求されます。社外に流通しているデータを利用したビジネスのためのデータモデルも必要となります。

⑤ビジネスプロセス変革

 社内外に存在しているデータを活用する仕組みを新たなビジネス(プロセス)として再定義していくことが、DXの真髄です。データモデリングの結果とデジタル技術(5Gネットワーク、AI、IoT等)によりビジネスプロセス変革が可能となり、あらたなビジネスが確立されるわけです。
 データモデリングを行わずに、個々の業務、ブランド単位でデジタル技術を取り入れたビジネスモデルを構築することはPOC止まりで、ビジネスプロセスの変革を伴わないため、効果は低いといえます。

ビジネスパーソンの必須スキル「データモデリング」を学ぼう!

Udemy講座「ビジネス推進のためのデータモデリング入門」

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: Udemy121215-1024x423.png

DXを推進するためには、現状を把握してビジネス上の課題を発見しデータを活用することが求められますが、その実現手段としてデータモデルの作成が有効です。本講では、「データモデルとは何か」、「データモデルをどう活用するか」という疑問に応えます。

データモデルは、システムを構築するときのデータベース設計のためのもの、IT技術者のものと思われていませんか。

ビジネス、即ち、業務サイドの人間にとっては、ちょっと関係しないもの、興味の対象外と思われている方が多いのではないでしょうか。データモデルよりもビジネスモデルだよと思われていませんか。

そんなことはありません!

なぜなら、データモデルを活用する力は、ビジネスパーソンにとっても、重要なスキルだからです。
では、なぜ、データモデルを活用するスキルがビジネスパーソンにとって、重要なのでしょうか。

1つ目の理由は、新生活様式が定着しつつある環境の中で、企業は常に新たなビジネスを作り出していかなければなりません。データモデルは、新たなビジネス創出のためのツールの1つとなり得るということです。これは、デジタルトランスフォーメーション(DX)を推し進めることに繋がってきます。

2つ目の理由は、企業内に蓄積されているデータが十分活用されていないという課題が表面化してきたことにあります。そのため、企業としては、現状を把握し、新たな活用基盤を作る必要が出てきました。新たなデータ活用基盤の構築には、データモデルを活用するスキルが、必要となってくるということです。

そこで、ビジネスパーソンに向けたデータモデリングの学習コース「ビジネス推進のためのデータモデリング入門」というオンラインセミナーをお勧めします。

セミナーでは「データモデルとはなにか?」といった基礎的な解説から、実際のデータモデルの実践例を通じて活用方法を学びます。そして、最後には、データモデルの必要性を腹落ちしていただきます。

コースの具体的な学習目標は以下の通りです。

1.データモデルとは何かがわかる
・データモデルとは何か、何のために作成するのかを自分自身の言葉で説明できる

2.データモデルを何故作成するのか目的がわかる
・DX推進のために、なぜデータモデルを作成するべきなのか、説明できる
・DX推進担当がデータモデルを作る理由が分かって、適切な実装ができる
・データモデル作成の必要性を説明できる

3.データモデルの活用方法がわかる
・複数の事例から要点を整理できる
・データの素性を知ることにより、必要なデータのありどころを提案できる

Udemy講座「ビジネス推進のための
データモデリング入門」はこちらから

講師紹介

真野 正(MANO,Tadashi)

データモデルの教科書として愛読されている「実践的データモデリング入門」の著者です。